
先日、仕事の話をしている中で、「旭川にはネズミはいないと思っていた」というお話を聞きました。普段の生活で見かける機会がなければ、そう感じる方もいらっしゃるのかもしれません。
しかし、私たちは実際に旭川市内でネズミ被害のご相談を受け、調査や駆除に対応しています。「旭川に住んでいるからネズミの心配はない」とは言えません。今回は、当社が公開している現場の写真や事例をもとに、どんな場所で気づくのか、ご自宅で何を確認すればよいのかをお伝えします。
目次
旭川市内のキッチン下でも、被害の相談がありました
当社の公開記事には、旭川市内の住宅で、キッチン下の異変からご相談をいただいた事例があります。排水管がかじられたとのお話があり、現地でフンなどの痕跡を確認し、床下も調査しました。
掲載写真は、その施工記事で公開しているキッチン下の実際の写真です。捕獲されたネズミも写っています。華やかな場所ではなく、収納の奥や配管の周り。日常生活では、じっくり見る機会が少ない場所です。
別の旭川市内の対応記事では、床下にネズミが出入りするための穴が見つかったことも紹介しています。ネズミの問題は、街なかで姿を見かけるかどうかだけでは分からないのです。
参考:当社の旭川市内のキッチン下の施工記事 / 当社の旭川市内の床下の施工記事


「見ていない」と「いない」は、同じではありません
札幌市の解説では、ネズミには夜間に活動し、部屋のすみや物陰、壁に沿って動く習性があるとされています。人の目につきにくい時間や場所で活動していれば、生活していても本体を見ないことがあります。
旭川市も、ねずみや衛生害虫に関する問い合わせ先を案内しています。ただし、相談窓口があることや当社の施工事例だけで、市内の発生数や増減まで判断できるわけではありません。ここでお伝えしたいのは、「旭川にも実際の相談・対応事例がある」ということです。
参考:旭川市「野生鳥獣等についての相談窓口」 / 札幌市「ネズミ類」
自宅では、まずこの3つの変化を見てください
一つ目は、床や棚の中にある黒っぽい粒です。フンのように見える物を見つけたら、素手で触って確かめず、どこにあったかを確認します。黒い粒だけでは、ネズミのフンか、別の物かを断定できません。
二つ目は、食品の袋や周辺の物に付いた、かじられたような跡です。袋が破れている場所、近くに散らばった物、ほかに似た跡がないかを、安全に見える範囲で確認してください。
三つ目は、夜に繰り返す天井や壁の中の物音です。「何時頃」「どの部屋で」「どんな音がしたか」を記録すると、相談時の手がかりになります。音には建物や設備、別の動物などの可能性もあるため、音だけでネズミと決めつけないことも大切です。
築年数だけで「うちは大丈夫」と決めない
古い家なら必ず出る、新しい家なら絶対に出ない、という分け方はできません。確認したいのは、建物に侵入できる隙間があるか、食べ物にたどり着ける状態になっていないかという点です。
札幌市は、建物の破損や隙間への対策、食品を戸棚やふた付き容器に収納すること、ごみ置き場の管理などを案内しています。旭川のご自宅でも、食品やごみを出したままにしないなど、日常の管理を見直すきっかけにしてください。
ただし、穴を見つけたからといって、用途を確かめずに換気口や設備の開口部をふさぐのは避けましょう。侵入経路の確認や建物に関わる作業は、状況を調べて進めることが必要です。
参考:札幌市「ネズミ類」 / 当社記事「新築でもネズミは入る?」
気づいたとき、最初にしてほしいこと
まずは、子どもやペットを疑わしい痕跡に近づけず、安全な位置から写真を残してください。場所と日時も一緒にメモしておくと、「何となく気になる」という状態から、具体的な相談につなげやすくなります。
フンが疑われる物を、いきなり掃除機で吸ったり、乾いたままほうきで掃いたりしないでください。CDCは、ネズミのフンや尿、巣材をそのまま吸引・掃き掃除すると、汚染された粒子が空気中に舞うおそれがあると注意しています。量が多い場合や扱いが分からない場合は、清掃方法も含めて相談しましょう。
また、確認のために天井裏へ上がったり、床下へ潜ったりする必要はありません。賃貸住宅では、管理会社や大家さんにも、写真や発見場所を添えて状況を共有してください。
参考:CDC「How to Clean Up After Rodents」
旭川の物音や痕跡を、「いないはず」で終わらせないために
ネズミの姿を見たことがなくても、異変に気づくことはできます。大切なのは、地域や築年数のイメージだけで判断せず、実際に見つかった物や起きている変化を確認することです。
「キッチン下にフンのような物がある」「夜、同じ場所から音がする」「食品の袋に穴が開いた」。旭川でこうしたことが気になったら、住まいレスキューへご相談ください。ネズミだと確信できていなくても、見つけた場所や写真、気づいた時期を伝えていただければ、状況を整理する手がかりになります。
旭川にも、ネズミ被害の相談はあります。「ここにはいないはず」という思い込みで、小さなサインを見過ごさないようにしましょう。