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ネズミが原因で火事になることも?見えない場所で進む「電気配線への被害」に注意

「天井裏からカサカサ音がする」

「キッチンの隅に小さなフンが落ちている」

ネズミ被害と聞くと、多くの方がまず思い浮かべるのは、食べ物を荒らされることや、フン・尿による衛生面の問題ではないでしょうか。

しかし、ネズミによる被害はそれだけではありません。

注意したいのが、住宅内の電気配線をかじられる被害です。

壁の中や天井裏など、人の目が届きにくい場所で配線が傷つくと、気づかないうちに住宅設備へ影響が及んでいる可能性があります。

なぜネズミは電気コードをかじるの?

ネズミがコードをかじるのには理由があります。

練馬区はネズミ対策の案内の中で、ネズミは歯が一生伸び続けるため、硬い物をかじって削ると説明しています。

そして、その対象には建物の材料だけでなく、電気配線なども含まれることがあります。

同区は、ネズミが配線などをかじることで火災につながる危険性もあると注意を呼びかけています。練馬区公式サイト

つまり、コードを「食べたい」からかじっているわけではありません。

歯を削るというネズミの習性によって、住宅の設備が被害を受ける可能性があるのです。

配線が傷つくと何が起こる?

電気コードは、内部の電線を絶縁性のある被覆で覆って安全性を保っています。

ところが、その被覆部分がネズミにかじられるなどして破損すると、内部の電線が露出したり、配線そのものに負荷がかかったりする可能性があります。

旭川市消防本部が紹介している電気配線による出火事例でも、家具の下敷きになって負荷がかかった配線が発熱し、最終的に被覆が燃えて周囲へ火が移ったケースが紹介されています。旭川市公式サイト

もちろん、すべての配線損傷が火災になるわけではありません。

しかし、配線の損傷をそのまま放置することは危険です。

特に壁の中、天井裏、床下といった普段確認しない場所では、異常を発見するまで時間がかかることがあります。

2026年にも電気ケーブルが燃える火災

ネズミなどの小動物によるケーブル損傷が、実際に火災との関連を疑われた事例もあります。

2026年6月24日、岩手県軽米町の大規模太陽光発電施設で、送電用の電気ケーブルなどが燃える火災が発生しました。

報道によると、この施設では2025年にも複数回の火災が発生しており、そのうち一部については、収納ラックへ入り込んだネズミなどの小動物がケーブルをかじって損傷させ、接触不良を起こした後に出火した可能性が指摘されています。ITmedia

ここで注意したいのは、2026年6月に起きた火災そのものについて、原因がネズミだったと断定されているわけではない点です。

「過去の同施設での火災で、小動物によるケーブル損傷が原因の可能性として指摘された」というのが正確な内容です。

ただ、この事例からも、電気ケーブルと小動物による損傷の組み合わせを軽視できないことが分かります。

旭川でも電気配線による火災には注意

旭川市消防本部が公表している2025年の火災統計では、市内の出火件数は93件でした。

出火原因を見ると、「放火・放火の疑い」が1位、「電気機器」が2位。そして同率3位として、ストーブや排気管と並び、**「電灯・電話等の配線、配線器具」**が挙げられています。旭川市公式サイト

もちろん、これらの配線火災がネズミによるものだったという意味ではありません。

ただし、旭川でも「電気配線そのもの」が住宅火災につながり得るポイントであることは知っておいて損はありません。

そのため、ネズミの痕跡と同時に電気系統の異常を感じた場合には、単なる害獣被害として済ませず、住宅設備まで確認することが重要です。

見えない場所ほど注意したい

ネズミが厄介なのは、人の目につく場所だけで生活しているわけではないことです。

天井裏、壁の内部、床下、配管周辺など、住宅にはネズミが移動できる空間が数多くあります。

室内でネズミそのものを見ていなくても、天井から物音がする、フンが落ちている、食品の袋がかじられている、といった痕跡だけが見つかる場合もあります。

さらに、そこに「ブレーカーが頻繁に落ちる」「焦げたような臭いがする」「コードに傷がある」といった変化まで重なっているのであれば、早めの確認をおすすめします。

電気設備に焦げ臭や発煙などの異常がある場合は、ネズミ駆除だけでなく、電気工事の専門家へ状態を確認してもらうことも必要です。

実際に火や煙が出ている場合は、自分で原因を確認しようとせず、安全な場所へ避難したうえで119番へ通報してください。

「捕まえれば終わり」ではないのがネズミ対策

ネズミ対策で重要なのは、今いるネズミを駆除することだけではありません。

どこから侵入したのか。

どこを移動しているのか。

建物のどこに被害があるのか。

そして、もう一度侵入されないようにするにはどうすればいいのか。

ここまで確認して初めて、再発防止につながります。

ネズミは小さな隙間から建物内部へ侵入することがあります。そのため、駆除したあとに侵入口がそのまま残っていれば、別の個体が再び入ってくる可能性もあります。

だからこそ、駆除と同時に侵入口を塞ぐ「防鼠施工」まで考えることが重要です。

ネズミの気配を感じたら早めの確認を

「少し物音がするだけだから」

「一匹くらいなら大丈夫だろう」

そう考えている間にも、壁の中や天井裏など、見えない場所で被害が進んでいる可能性があります。

ネズミ被害は、食べ物やフンだけの問題ではありません。

住宅の断熱材、建材、そして電気配線などへ影響する可能性もあります。

ネズミの痕跡や物音が気になったら、被害が大きくなる前に一度確認してみてください。

旭川でネズミの侵入・駆除・防鼠施工にお困りの方は、住まいレスキューへ。

「どこから入っているのかわからない」
「天井裏から音がする」
「何度対策してもまた出てくる」

そんなネズミのお悩みも、住宅の状況を確認しながら対策を考えることが大切です。

ネズミを見つけてからではなく、
“痕跡に気づいたとき”が対策を始めるタイミングです。