
特殊清掃の相談で多いのが、「オゾンを当てれば消えますか?」という質問です。結論から言うと、オゾンは強力な手段の一つですが、それだけで終わる現場は限られます。においが戻る・残るケースの多くは、機械の性能というより、原因の“居場所”を取り違えていることが原因です。
オゾンは臭気成分を酸化して分解し得る、という性質が説明されていますが、発生源が残っていれば再び立ち上がります。
本記事では、専門用語を必要以上に増やさずに、**「においがどこにいるか」→「何をどの順番でやるか」**を、大人が読んで納得できる形で整理します。
目次
1. 消臭の前にやるべきことは「においの居場所」を3つに分けること
においは、実は“空気”だけに存在しません。現場では、次の3層に分かれて存在することが多いです。
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- 空気中のにおい(部屋全体に漂う)
- 表面に付着したにおい(床・壁・建具・家財の表面)
- 内部に染み込んだにおい(床材・畳・合板・断熱材などの内部)
この分類が重要なのは、効く手段が層ごとに違うからです。空気だけ整えても、表面や内部に原因が残っていれば、時間差でまた臭います。だから「1回で終わらない」ことが現実に起きます。実際、オゾン処理→換気→臭気確認→洗浄…といった“確認しながら反復する”工程が紹介されています。
2. やることは3つ。消臭は“手段の強さ”より“順番”で決まる
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現場で再現性が高い基本は、次の3つを順番に組むことです。
① 取り除く(必要なら撤去する)
内部まで染み込んだ場合、洗浄やオゾンだけで粘るより、汚染した部材・家財を撤去して原因を断つほうが、工期も再発リスクも下がることがあります。
“完全消臭”の解説でも、汚染源の完全撤去やコーティングなど、除去を含む設計の重要性が述べられています。
② 洗い落とす(薬剤洗浄で表面の原因を除去する)
においの材料は、床や壁の表面に付着していることが多いです。ここを落とさずに空間側だけ処理しても、結局戻ります。
工程としても、オゾン→換気→確認→薬剤で壁や床を洗浄…のような組み合わせが紹介されています。
つまり薬剤洗浄は「おまけ」ではなく、原因除去の主役です。
③ 空間を仕上げる(オゾン等で残臭を詰める)
オゾンは臭気成分を酸化して分解し得る、という説明が一般にあります。
ただし重要なのは、**オゾンは“仕上げで効く”**という位置づけです。原因(①②)が残っていれば、③だけ強くしても限界があります。
3. 一番多い失敗:「③だけ」をやってしまう
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現場でよく見る失敗はシンプルです。
- 「機械(オゾン)を入れれば終わる」と思い込む
- 侵入・付着・染み込み(原因の層)を処理しない
- 数日〜数週間後に“戻り臭”が出る
これは技術不足というより、設計の順番ミスです。
消臭は「消す」ではなく、正確には “臭いの材料を除去して、残りを分解する” という作業です。
4. オゾン運用で必ず押さえるべき安全ポイント
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オゾンは有効な一方、扱いを誤るとリスクがあります。一般的な注意喚起として、稼働中は無人で行い、後で十分換気することが求められています。
また労働環境の観点では、オゾン濃度に関する基準値(例:0.1 ppm)が示された資料もあります。
ここは「怖がる」話ではなく、安全に工程を組むための基本条件として理解しておくのが良いです。
5. 依頼前に整理すると、見積もりと完了までが速くなるチェック項目
相談の前に、次の情報があるだけで精度が上がります。
- においの強さ:部屋全体か/特定箇所か
- においの中心:床付近・壁・押入れ・天井点検口付近など
- “表面”の兆候:拭き掃除したタオルが強烈に臭う等
- “内部”の兆候:特定の床材・畳・壁際だけ異常に臭う等
- 換気で改善するか:一時的か/すぐ戻るか
この情報が揃うと、「①撤去が要るか」「②洗浄範囲はどこか」「③オゾンは何回程度の設計か」を組み立てやすくなります。
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