
「ネズミ駆除を業者にお願いすると、実際には何をするんだろう?」
「粘着シートを置いて、ネズミを捕まえるだけ?」
ネズミの気配を感じて専門業者への相談を考えていても、具体的にどんな作業をするのか分からず、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
ネズミ対策というと「捕獲」のイメージが強いかもしれません。
しかし、重要なのは目の前にいるネズミを捕まえることだけではありません。
ネズミがどこで活動しているのか、どこから建物へ侵入しているのかを確認し、再び侵入されにくい状態を目指すことも大切です。
今回は、一般的なネズミ防除ではどのようなことを確認・対策するのか、その考え方を順番に紹介します。
目次
① まずはネズミの痕跡を調べる

ネズミ対策で最初に重要になるのが、現在の状況を把握することです。
「ネズミを見た」という情報だけではなく、
・フンが落ちている
・食品や建材にかじり跡がある
・足跡がある
・天井や壁の中から音がする
・壁際などに黒っぽい汚れがある
といった痕跡を確認します。
横浜市では、ネズミのフンや足跡、通路に付着した汚れなどを「ラットサイン」として紹介しており、こうした痕跡から侵入口を推測したり、捕獲器を設置する場所を検討したりするとしています。
つまり、ネズミの姿そのものが見つからなくても、残された痕跡が重要な手がかりになるということです。
② 「どこから入ったのか?」を調べる

次に重要なのが侵入経路の確認です。
ネズミは建物の破損部分や隙間などから侵入することがあります。札幌市も、建物の破損した場所や隙間を補修し、通路となる穴を塞いだり網を取り付けたりすることを対策として案内しています。
住宅で確認したい場所としては、
・基礎まわり
・外壁の隙間
・配管が建物を貫通する部分
・換気口
・屋根や軒下
などが考えられます。
「こんな小さな隙間から?」
と思うような場所が侵入口になっていることもあります。
目黒区は、子ネズミの場合は幅約1.5cm、大人でも約2.5cm程度の隙間から侵入できると説明しています。さらに、建物内部の壁や天井、配管スペースなどを通路として移動することがあるとしています。
だからこそ、室内だけではなく、建物全体から侵入経路を考えることが重要なのです。
③ 状況に合わせて捕獲・駆除する

状況を確認したら、必要に応じてネズミの捕獲・駆除を行います。
一般家庭で使用される方法としては、粘着シートや捕獲器などがあります。札幌市もネズミへの対処方法として、粘着シート、生け捕りかご、捕殺器などを紹介しています。
ただし、ネズミは警戒心が強い動物です。
単純に「適当な場所へ粘着シートを置けば捕まる」とは限りません。
どこを通っているのか、どこでエサを探しているのかなどを考えながら、状況に合わせた対策を行うことがポイントになります。
④ 捕獲したら「侵入口」を塞ぐ

そして、ネズミ対策で特に重要なのがここです。
捕獲して終わりにしないこと。
例えば家の中にいた1匹を捕獲できたとしても、外から入ってきた侵入口がそのまま残っていれば、別のネズミが侵入する可能性があります。
目黒区も、罠や毒餌だけでは別のネズミが入ってくれば「いたちごっこ」になるとして、侵入口を塞ぐ防鼠工事の重要性を説明しています。
つまり、
「ネズミを捕まえる」+「ネズミを入れない」
この両方を考える必要があります。
侵入口の場所や大きさ、建物の構造などに合わせて、金網などのかじられにくい材料を使って塞ぐ方法があります。
⑤ ネズミが住みにくい環境をつくる

さらに忘れてはいけないのが、家の中や周囲の環境です。
ネズミにとって、
「食べ物がある」
「巣を作れる」
「隠れられる」
という環境が揃っていれば、建物に寄りつく要因になります。
札幌市ではネズミ対策として、食品を戸棚やふた付き容器へ収納すること、ごみを適切に管理すること、巣材になり得る布・紙・ビニールなどを片付けることを推奨しています。
駆除と同時に、ネズミにとって魅力の少ない環境へ変えていくことも再発防止を考えるうえで重要です。
ネズミ駆除は「捕まえるだけ」ではありません
ここまでを整理すると、一般的なネズミ対策では、
状況・痕跡を確認する
→ 侵入経路を探す
→ 状況に応じて捕獲・駆除する
→ 侵入口を塞ぐ
→ 再発しにくい環境をつくる
という考え方が重要になります。
特に覚えておきたいのは、
「なぜネズミが家の中に入ってきたのか?」
という視点です。
目の前のネズミだけに対応するのではなく、その原因まで確認することで、再侵入への対策につながります。
旭川で「ネズミかも?」と思ったら早めの確認を
「夜になると天井からカサカサ音がする」
「黒っぽい小さなフンを見つけた」
「食品の袋や建材にかじられたような跡がある」
こうした異変があっても、必ずネズミが原因とは限りません。
だからこそ、まずは状況を確認することが大切です。
ネズミの姿を実際に見るまで待つ必要はありません。
「もしかしてネズミ?」
と思った段階で原因を調べることが、被害の拡大を防ぐ第一歩になります。
旭川でネズミの侵入や被害が気になる方は、住まいレスキューへご相談ください。
捕獲することだけではなく、「どこから侵入しているのか?」という視点から住まいを確認し、状況に合わせた対策を考えていきましょう。