0120-448-116

24時間365日対応

メールフォーム

メールでのお問い合わせ

「片付け」では終わらない現場——“空っぽ”になった部屋が教えてくれたこと

特殊清掃という仕事は、誤解されやすい仕事です。
強い言葉や刺激で注目を集めることは簡単ですが、私たちが本当に伝えたいのはそこではありません。現場の先にある“人”の話です。

今回の現場は、作業後の写真をご覧いただくと分かるように、室内は一見すると「何もない空間」になっています。壁紙は広い範囲で剥がされ、下地が見え、配管が露出している箇所もあります。窓の外には雪が残り、暖房機器を置いて室内環境を整えながら、次工程へつなぐための準備が進められていました。

この“何もない状態”は、単なる清掃の結果ではありません。
におい・汚染・衛生リスクを建材レベルで分離し直した痕跡でもあります。

作業前の写真には、生活の気配がそのまま残っていました。狭いトイレ空間、居室に置かれた寝具、日用品、衣類、そして室内に持ち込まれた自転車。整っていないからこそ、逆にリアルです。暮らしは、いつも理想通りに“整然”とはいきません。

そして孤独死の現場は、往々にして「生活が乱れていたから起きる」わけではありません。仕事や体調、連絡頻度、近所づきあい、家族関係——複合的な事情の先で、ただ静かに、誰にも気づかれずに起きてしまうことがあります。

特殊清掃でまず優先するのは、安全確保です。防護具の装着、動線の確保、汚染範囲の見極め。次に、汚染物の撤去と分別、除菌・消毒、そして脱臭。においは空気中だけでなく、床や壁などの多孔質な素材に吸着して残りやすく、状況によっては壁紙や床材を剥がし、下地まで処置する必要があります。

ここで重要なのは、**消臭は“スプレーで終わる話ではない”という点です。
脱臭工程ではオゾン等を用いるケースもありますが、これは「魔法」ではなく、適切な条件管理と安全配慮が前提の専門工程です。さらに、汚染や臭気が建材に深く入り込んでいる場合、表面処理だけでは再発します。だから私たちは、必要に応じて
臭気源となる部位を解体・撤去(建材の切り離し)**し、「臭いが残る構造」そのものを断ち切ります。

そしてこの現場の“次”は、私たちだけで完結しません。
**消臭処理のための解体・撤去までを当社で実施し、その後は管理会社さん側でリフォーム(内装・建具・設備などの復旧)**へ引き継ぐ——今回も、その流れで進んでいます。
つまり、空っぽの部屋はゴールではなく、**リフォームに渡すための“衛生的なスタートライン”**です。

この仕事で一番つらいのは、現場そのものよりも、**“残された側の沈黙”**です。
大家さん・管理会社さんは、対応に追われながらも、どこか申し訳なさそうにされることがあります。近隣の方は「気づけなかった」と自分を責めます。ご家族がいらっしゃる場合は、連絡を受けた瞬間から心が追いつかないまま、現実的な判断を迫られることもあります。

だから私たちは、作業をただの「原状回復」にしません。尊厳の回復でもあります。誰かの暮らしが終わった場所を、もう一度“人が安心して立ち入れる空間”へ戻す。そのプロセスに、私たちは敬意を置いています。

そして、こういう現場が増えている背景も、直視する必要があります。警察庁は、いわゆる「孤独死(自宅で一人で亡くなり、一定期間発見されないケース等)」に関する集計・公表を行っています。
また内閣府も孤独・孤立対策の観点から、地域での早期発見やつながりづくりの取組を整理しています。

だから結論は、恐怖でも、センセーショナルでもありません。
「つながりは、命綱になり得る」——それだけです。

もし、身近な方の様子が気になるなら、連絡頻度を少し増やす。返事がなくても「しつこいかな」と引かずに、もう一段だけ確認する。高齢の親御さんや一人暮らしの方なら、地域の相談窓口に早めに相談するのも選択肢です。地域包括支援センターは、総合相談など地域の中核機関として位置づけられています。

“何かあってから”ではなく、“何もないとき”に整えておく。それが、誰かの未来を守る準備になります。

最後に。
清掃後の部屋は、確かに空っぽでした。でも、空っぽだからこそ、私にはこう見えました。
**「ここから先は、もう一度“人の暮らし”を迎えられる」**と。

特殊清掃は、過去を消す仕事ではありません。
消臭処理のために必要な解体までを行い、管理会社さんのリフォームへ確実にバトンを渡す。
そのうえで、残された人が前を向けるように、現実を整える仕事です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

お困りのご依頼に大小はございません。ご相談・お見積もりは無料でお受付いたしますのでお気軽にご相談ください。

フリーダイヤル
0120−448−116
トータルサイドケア株式会社までお待ちしております。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・トータルサイドケア株式会社 公式ラインURL

https://lin.ee/AkMEmpL

↓↓↓↓↓↓↓↓

公式ラインQRコード,ノヴァエラ