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遺品整理の現場から:お客様との温かいやり取り

こんにちは!トータルサイドケアの青柳です。
先日、2月28日に遺品整理の作業を行いました。今回は新人の私にとっても、とても学びの多い現場となりました。

作業の前にお客様からご説明を受け、捨てていいものと必要なものを確認しました。どのご家庭でもそうですが、故人の思い出の品がたくさん残っており、ご家族の皆様もどこまで整理するのか悩まれることが多いようです。

作業を進める中で、お客様から「これは捨てて大丈夫」と言われた品の中に、たくさんの写真があることに気がつきました。アルバムやバラバラになった写真を見ていると、大切な思い出が詰まっているのではないかと思い、「本当に処分しても大丈夫ですか?」と再確認しました。すると、お客様は「お姉さんに聞いてみる」とおっしゃったので、その場では写真を残しておくことにしました。遺品整理では、こうした判断の積み重ねがとても大切だと改めて感じました。

次に、服の整理に取り掛かると、スーツやタキシードが何着も出てきました。まるでコレクションのように綺麗に保管されていたので、「スーツが好きだった方なのかな?」と想像しながら、一つひとつ丁寧に整理させていただきました。特に大切にされていたのか、状態の良いものも多く、故人のこだわりや趣味が垣間見えた気がしました。

2階にはたくさんの本が並んでおり、小説や専門書などが山積みになっていました。本好きの方だったのかもしれないと考えながら整理を進めると、お孫さんからの手紙や絵も見つかりました。「これも処分してよいですか?」とお客様に確認すると、「ありすぎてキリがないなら捨てて」と、笑いながら答えてくださいました。

キッチン周りの整理では、使えるものと不要なものを分別しました。お客様は、「これ使えるから、どんどん持っていって!」と声をかけてくださり、「貧乏性だから、もったいなくてね〜」と笑いながらの作業となりました。こうした温かいやり取りの中で、整理が進んでいくのを実感しました。

また、冷凍された食品も多く残されており、「子供が多いので助かります」とお客様がおっしゃってくださいました。すると、「そうやって持っていってもらえると嬉しいし、ありがたいわ」と言ってくださり、思い出の品だけでなく、食品までも有効に活用していただけることに安心しました。

今回の作業は、1日では終わらないほどの物量だったため、翌日も作業を継続することになりました。私はこの日だけの担当だったので、作業が終わるころにお礼をお伝えし、お客様とも最後に少しお話をしました。その中で、「お子さん、何人いるの?」と聞かれ、「4人で、11歳・9歳・5歳・0歳です」と答えると、「えー!!すごーい!赤ちゃんもいるの?」と、とても驚かれました(笑)。

作業中も、お客様が立ち会いながら楽しく会話をしてくださったおかげで、終始和やかな雰囲気の中で整理を進めることができました。遺品整理は、ただ物を処分するのではなく、故人の思い出を大切にしながらご遺族と一緒に整理していく仕事なのだと、改めて実感しました。今回もトータルサイドケアを選んでいただき、そして笑顔で見送ってくださったお客様に、心から感謝しています。

本当にありがとうございました。