皆様こんにちはNovaEra谷里です。
以前お見積もりにお伺いした苫前郡苫前町の特殊清掃の日取りが決まり施工してきました。
到着後、早速作業を開始します。
まず始めに作業環境の整備として周囲の除菌をしました。
施工場所には体液と頭髪が残っており乾燥していました。専用の薬剤を吹きかけ、血液に化学反応させて拭き取ります。この作業を数回繰り返し目視で体液と頭髪の残りが無くなるまで施します。
床がフローリングでしたのでスクレーパーを使って削ぎ落としながら溝に詰まった体液も掻き出していきます。
薬剤が血液に反応すると泡が立つので泡が出なくなるまで根気よく同じ作業を繰り返しました。
※後日、床を切り取り張り替えるとのことでしたので表面の汚れを落とすという事で了承を得て作業させて頂きます。
拭き取り作業を終えて部屋全体の除菌・消臭作業に移ります。
薬剤を超微粒子で噴霧できるフォグマスターという機材を使い薬剤を噴霧します。
噴霧した薬剤は、この後オゾン脱臭機でオゾンを発生させたときに反応を起こし、霧状に部屋全体がスモークで覆われます。燻蒸(くんじょう)という現象を誘発させます。
１時間程度燻蒸をし部屋のオゾン臭が無くなるまで１０分ほど換気を行います。
この時、オゾンの発生量が一定量を超えるとオゾニドという超有害な物質に変化してしまうのでオゾン脱臭機を操作する時は十分な注意が必要です。
オゾン発生と換気を繰り返し、最後にバイオ溶剤を部屋全体に噴霧し善玉菌を増やし作業終了となりました。
※今回のように家財が残った状態だと十分な消臭が困難ですが、家財整理は別会社で行うということと、床の張り替えがあることから了承を得て施工しております。本来であれば家財整理を行い臭いの根源となるものや臭いが付着したものを撤去して施工いたします。
作業の合間に担当の方とお話しさせて頂き、苫前のような地方は専門の業者も少なくいざというときに業者を探すのが大変だということと、今後核家族化が進み孤独死や特殊清掃が必要になる場面が多くなったときに再度依頼しますと嬉しいお言葉も頂戴しました。
誰もやりたがらない事だが誰かがやならければならないこの仕事について責任とプライドを持ってやり遂げることに改めて誇らしく思えた瞬間でした。
私たちは「一般社団法人 事件現場特殊清掃センター」より任命された優良事業所として活動しております。
また、同センターより交付されている「事件現場特殊清掃士」が在籍しており安心安全な作業を必ずお約束します。
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